タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1

 キヤノン用のマクロレンズといえば、EF100mm F2.8L マクロ IS USM がありますが、やっぱり高い。そりゃあ、ハイブリットISがついてるし、なんといっても「L」レンズだし……。

Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USM フルサイズ対応

Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USM フルサイズ対応

 それはそれとして、以前から「マクロといえば」といわれているレンズがあります。。それが、タムロンマクロレンズ

TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 キヤノン用 フルサイズ対応 272EE

TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 キヤノン用 フルサイズ対応 272EE

 このレンズの「伝説」についてはタムロン公式サイトや他のサイトに譲るとして、ここでは、実際に撮ってみたものを見てください。
 なお、今回の撮影環境は、一般家庭の室内の蛍光灯下です。いちおう、ドームスタジオなるものを使いましたが、効果の程はよくわかりません。天井の蛍光灯以外の光源を用意したわけではないので、かなり暗いです。 なので、三脚も用意しました。小さいものを撮るので、三脚も小さなものを。
SLIK 三脚 プロミニ3

SLIK 三脚 プロミニ3

 この三脚にEOS 5D Mark II(バッテリーグリップつき)を乗せるとかなり不安定ですが、手持ちよりはましです。


 ではまず、いつもどおり、50mmで撮ってみましょう。

EOS 5D Mark II
EF50mm F1.2L USM
F2.8 1/2 ISO100

 まぁ、50mmで撮れば、こんなもんでしょう。「ふつうの写真」です。

 そして、いよいよマクロレンズを使います。

EOS 5D Mark II
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1
F4 1.3 ISO100

 かなり寄りました。そして、あまりの解像の良さのため、モデルさんの汚れまで詳細に写ってしまいます。撮影前にきれいにしようよ……。

 さらに、限界まで寄ってみます。

EOS 5D Mark II
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1
F20 25 ISO100

 25秒の露光です。手持ちなんで無理です。被写界深度が浅くなるので、かなり絞り込みました。いちおう、下から白い紙で顔に光を当てています。
 「等倍」で撮りたかったのですが、ワーキングディスタンスに多少の余裕が無いとフォーカスを合わせられないので、等倍よりはちょっと小さめです。
 画質は文句ありません。ISがついてないことだけが欠点です。ですが、それは値段相応というところでしょう。
 あと、細かいところでは、フォーカスリングの回転方向がキヤノン純正レンズを同じなので、キヤノンユーザーにはなんの違和感もなく使えます。

 マクロレンズといえば、花や虫などのネイチャーフォトが用途として多いようですが、それ以外にもいろんなものが撮れそうです。


今回のモデル

R-Style 化物語 (BOX)

R-Style 化物語 (BOX)